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春に行きたい!北海道おすすめドライブコース

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雪融けも進み、どこかへ出かけたくなる春。
春のドライブルートとして、今回はオホーツク海岸へ向けての旅をピックアップしてみました。
というのも3月19日(日)に、旭川・紋別自動車道の丸瀬布~遠軽瀬戸瀬ICが新たに開通。
このエリアヘのアクセスが少ししやすくなったのです。

たどり着いた先で待っているのは、春の花々。
遠軽、湧別、滝上という各町には、芝ザクラやチューリップ、ツツジなどが観賞できる公園があります。
今年最初の長距離ドライブは、花を見る旅をしてみてはいかがでしょうか。

新たに延伸した旭川・紋別自動車道とは

旭川市からオホーツク海岸沿いの紋別市へ向かう場合、一般道では約130㎞の道のり。
道中国道39号線の石北峠や国道333号線の北見峠などの峠越えが含まれ、3時間以上の時間がかかりました。
この両市を結ぶ計画で建設されているのが旭川・紋別自動車道です。

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↑写真は新しく開通した区間、丸瀬布ICから遠軽瀬戸瀬IC方面を眺める。

※写真提供:国土交通省北海道開発局網走開発建設部

この3月に新たに開通したのは丸瀬布~遠軽瀬戸瀬ICの11.2㎞。
道央自動車道の比布JCTから分岐し、層雲峡を抜けて遠軽の手前まで延伸したことになります。

旭川~紋別間の所要時間は、かつては3時間14分(夏季)かかったところ、今回の開通分で2時間47分へと短縮。
またこの道路(比布JCT~遠軽瀬戸瀬IC)は無料なのも嬉しいところですね。
オホーツク海がまた少し近くなったとも言えるこの高速道路を使って、春の花を訪ねてみましょう。

高速を降りてすぐ、太陽の丘えんがる公園

今回新たに延伸した区間、旭川・紋別自動車道の現在の終点である遠軽瀬戸瀬ICを降りて約12㎞。
遠軽町の西にそびえる丘の麓に、最初の目的地「太陽の丘えんがる公園」があります。

<遠軽瀬戸瀬IC~太陽の丘えんがる公園まで>

清見ケ丘公園

10ヘクタールの広大な敷地に1000万本ものコスモスが咲き乱れる、日本最大級のコスモス園。

コスモス園5

ただ、コスモスの見ごろは8月中旬から9月の下旬ですので、春には見ることはできません。
その代わり、園内では春ならではの花々が観賞できます。
以下に、5月に公園内で見ることができる花々をご紹介しましょう。

桜3
↑エゾヤマザクラ(5月中旬)

ツツジ2
ツツジ4
↑レンゲツツジ(5月下旬~6月上旬)

芝桜1
↑芝ザクラ(5月中旬~6月上旬)

この芝ザクラに関しては、シーズン中夜間のライトアップや芝ザクラの観賞会が行われます。

芝桜観賞会1
↑上の写真は昨年の芝ざくら観賞会の様子

観賞会のタイトルは「花・満腹広場」。
「満腹」の言葉通り、地元の野菜やジンギスカンなどを食べながら芝ザクラが楽しめるというイベントです。
日程は以下の通りですので、もし予定が合うならこの期間に行くとよいですね。

・芝ざくらライトアップ
5月13~21日(土~日曜日・予定)
・芝ざくら観賞会「花・満腹ひろば」
5月21日(日)

●太陽の丘えんがる公園

http://cosmos-love.com/
・住所:紋別郡遠軽町丸大
・開園期間:4月29日~10月下旬
・開園時間:9~17時
・入園料:300円
・問い合わせ:一般社団法人えんがる町観光協会
TEL:0158-42-8360
TEL:0158-42-0488(開園期間中・太陽の丘えんがる公園虹のひろば管理棟)

色彩豊かなチューリップの里

さて、遠軽を後にし、オホーツク海を目指して走ること25分。
次の目的地はチューリップの里、湧別町です。

<太陽の丘えんがる公園~かみゆうべつチューリップ公園まで>

札幌ドーム約5個分の土地に、チューリップの本場オランダや国内最大の生産地、富山県の砺波市などから品種を取り寄せ、200種類ものチューリップが栽培されています。

チューリップの見ごろは5月20日前後。

チューリップ公園1

湧別とチューリップの歴史は深く、昭和30年代にオランダより球根を輸入し、輸出を目的とした栽培が始まりました。
最盛期には生産量33万球、輸出量は22万球もの球根を栽培するに至りましたが、昭和40年代にオランダの球根が世界市場で値下げされたことにより輸出が困難な状況となり、次第とチューリップを栽培する農家が減っていきました。

しかし農家のチューリップへの愛情から、後世に残そうと国道沿いに作られたチューリップ畑に人が集まり、それに注目した町がチューリップを町の花に指定(昭和51年)、面積を拡大して、現在の町立のチューリップ公園が誕生したのです。

チューリップ公園2
上の写真にあるオランダ式の風車は展望台になっており、色とりどりのチューリップのじゅうたんを一望できます。

チューリップ公園3

毎年地元の人が異なるデザインで手植えしているとのこと。

チューリップの最盛期(5月中旬~6月上旬)には「かみゆうべつチューリップフェア」というイベントも開催。
これは地元の飲食店やお土産店が出店したり、チューリップの球根の予約販売、お気に入りのチューリップを堀り上げ、持ち帰ることができる体験ゾーンなど、チューリップづくしのイベントです。
フェア中は、公園入口から園内を一周する電動バス「チューピット号」も運航されます(大人300円)。

チューピット号
↑チューピット号

所要時間は12分で、ガイドが園内を解説してくれます。
途中の撮影ポイントで記念撮影もできます。

チューリップ公園4

鮮やかな色彩が特徴のチューリップですが、これだけ多彩なチューリップを一度に見られるところはそう多くないと思います。
この町にチューリップがやってきて60年。
湧別町の「ソウルフラワー」ともいえる色鮮やかなチューリップを見に行ってみてはいかがでしょうか。

●かみゆうべつチューリップ公園

http://www.town.yubetsu.lg.jp/tulippark/

・住所:紋別郡湧別町上湧別屯田市街地
・開園期間:4月29日~10月31日
・開園時間:8~18時
・入園料:大人500円
・問い合わせ:湧別町観光協会
TEL:01586-2-3600

オホーツク海を眺めつつ、芝ざくらの町へ

湧別でチューリップを堪能した後は、いよいよオホーツク海岸に出て紋別市へ向かい、再び内陸へ向かって滝上町の「芝ざくら滝上公園」へ。
少し距離はあって65㎞ほど、1時間20分ほどのドライブです。

<かみゆうべつチューリップ公園~芝ざくら滝上公園まで>

遠軽まで導いてくれた旭川・紋別自動車道は、このルートでトレースする国道242号線、238号線に沿って延伸される予定。
まだ開通予定は決まっていませんが、紋別まで全通すれば、旭川~紋別間の旅程はトータル1時間弱の短縮されるそうです。

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↑旭川・紋別自動車道はその名の通り、最終的には紋別市に到達する予定。

そして今回目指すのは滝上市街地の北側にある小高い丘。
しばざくら1

5月上旬から咲き始め、中旬には見ごろを迎えるピンクのじゅうたん。
ここ芝ざくら滝上公園の始まりは、みかん箱一杯分の芝ザクラの苗でした。
以来60年に渡って町民の手で育まれ、今では丘を埋め尽くす10万平方メートルの規模へと成長しました。
そのスケールは日本最大規模を誇ります。

天塩連山DSC_0039

↑芝ザクラの向こうに北見山地の山々が望めます

小さな花々は鮮やかなピンクの色合いだけでなく、甘い香りをも振りまいてくれます。

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またシーズン中(5月上旬~6月上旬まで)は、「童話村たきのうえ芝ざくらまつり」も開催。
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↑イベント期間中は各売店、各飲食店が出店

多彩なステージイベントも催され、観光客を楽しませてくれます。
滝上は、「童話に出てくるような、素朴でおしゃれな」街づくりを目指した”童話村”を標榜しています。

その童話村のキャラクターとして登場する妖精のピコロもお出迎え。
芝ザクラをひと振りすると願いを叶えてくれる”芝ザクラの妖精”とのこと。
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平成3年に全国公募で選ばれ、名前は楽器のピッコロが語源。
素敵な音楽が流れる楽しい町になるように、という願いが込められています。

さらに、期間中はヘリコプターでの遊覧飛行も行われます。
芝ザクラが埋め尽くす丘を、上空から眺めることができるのです!
ヘリ写真1
まつりの開催期間中限定ですので、この機会をお見逃しなく。
※詳細は以下をご参照

●北海道航空
TEL:011-781-1247
http://hokkaido-koku.co.jp/
・飛行時間:約3分
・1名5000円(5人乗り)
・最少運行人員:3名

なおオホーツク海岸の町では、東藻琴(大空町)にも芝桜公園があり、先にご紹介した遠軽と合わせて「オホーツク三大芝桜」と呼ばれているそうです。
この時期・このエリアに行くのならば、ぜひこの芝ザクラのじゅうたんを見に行きたいところですね。

●芝ざくら滝上公園

・住所:紋別郡滝上町元町
・開園期間:5月1日~降雪期まで
・開園時間:24時間
・入園料:大人500円小人250円(開花期間中)
http://takinoue.com/

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以上、この春また少し近くなったオホーツク海岸のお花見スポットのご紹介でした。
もちろん今回ご紹介した場所だけでなく、5月になれば道内の各所で春の花々を見ることができます。
色とりどりの花を見れば、春の訪れをより実感できるというもの。
ゴールデンウィークの行先にこれらの場所を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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