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札幌発温泉行き!秋の絶景とグルメを堪能・北海道ドライブコース4選【後編】

20160829_丸駒温泉_main_展望露天(朝焼け)

9月に入り秋も深まると、ゆっくり湯に浸かりたくなりますよね。
今年の1月に「冬の温泉ドライブ」と題して、温泉紹介の前編
https://www.choinori.jp/kurutabi/onsendrive/

をお届けしましたが、今回は秋にふさわしく、紅葉と旬な食事、家族連れでのアクティビティなどが楽しめる温泉を中心にピックアップしてみました。
いずれも札幌から日帰り圏内なので、一日ぽっかり空いた休日などに、出かけてみてはいかがでしょう。

丸駒温泉旅館(千歳市)

~支笏湖を間近に望む湯~

まずは、札幌市内から一時間かけて支笏湖へ。
湖畔にたたずむ丸駒温泉は、大正4年創業とこちらも100年の歴史を刻みます。
かつて陸路が通じる前は船でしか渡ることができなかったという温泉で、秘湯と呼ばれるゆえんでもあります。

20160829_丸駒全景(紅葉)

おすすめは支笏湖を眼前に臨む、野趣溢れる絶景の天然露天風呂です。
全国に20か所しかないという、足元から湯が湧出する温泉で、よく見ると、ぷかりと気泡が湧き上がってくるのが見えるはず。
湯温の調整はベテランのスタッフが、水路の砂利の積み加減で調整するという、職人芸によって管理されています。

DSC_0451

支笏湖とはわずかな岩を隔てただけで、水位は湖と同じ。
季節によって湖面と連動して上下し、その上下動が公式ホームページにも記載されていて、とても興味深いです。
季節だけでなく、年によっても水位はだいぶ違うようですね。
例年夏から年末にかけては水位の高い状態が続くようですが、今年は水位が150㎝に達し(8月24日現在)、2年ぶりの「立ち湯」となったようです(上記写真の水位はおよそ100㎝程度)。

20160829_丸駒温泉_天然露天(紅葉

そして10月に入れば、湖畔を彩る紅葉がちょうど見ごろになります。
この天然露天風呂以外にも、湖畔を望む展望露天風呂があり、眼前に広がる樽前山と鮮やかな色彩を楽しみみつつ湯に浸かることができるでしょう。

20160829_丸駒温泉_展望露天男湯01-1

また囲炉裏や小民具を配した食事処も併設され、旬な食材が楽しめます。
湯と食の魅力満載の温泉です。

20160829_丸駒温泉_食事DSF2075

●問い合わせ:丸駒温泉旅館
http://www.marukoma.co.jp/
千歳市支笏湖畔美内7番地
TEL:0123-25-2341
・日帰り入浴:1000円(10~15時)
・一泊二食:1万1880円~(消費税込み、入湯税別)

 

ながぬま温泉

~名産ジンギスカンの食べくらべができる~

さて、次は札幌市内から北広島方面へ30kmほど。
長沼町にある「ながぬま温泉」です。

20160905_ながぬま温泉_ながぬま温泉外観

北海道でも屈指の湯量を誇り、その湧出量は毎分1150リットルと、北海道でもトップクラスだそうです。
加水加温なしの源泉かけ流しで、保温効果が高く湯冷めしにくい泉質は、「熱の湯」と呼ばれているそう。
20160905_ながぬま温泉_浴場 (2)

ジャグジーやサウナ、露天風呂などもあります。

20160905_ながぬま温泉_露天風呂

20160905_ながぬま温泉_ジャグジー明

どちらかというと庶民的な温泉で、家族連れで来るのに最適。
その最たる理由が、別棟ジンギスカンコーナーです。
20160905_ながぬま温泉_物産館02

長沼町は元々羊毛生産が盛んだった土地で、その羊肉をどうにか有効活用しようと考えて作られたもの。
その歴史は50年以上にもさかのぼります。
道内では、滝川に並ぶジンギスカンの名産地と知られる同町ですが、別棟の物産館にあるジンギスカンコーナーでは、町内選りすぐりの3店舗のジンギスカンが賞味できるのです。
人気メニューは「3店舗食べくらべセット(1300円)」。

20160905_ながぬま温泉_三種たべくらべ訂正後

温泉上がりで疲れたときの腹ごなしにちょうどいいですね。
羊肉は高タンパク低カロリーで、ヘルシーな食材としても周知のとおり。
家族連れでそれぞれの味を楽しみながら、
団らんのひと時を楽しんでみてはいかがでしょう。

●問い合わせ:ながぬま温泉
TEL:0123-88-2408
夕張郡長沼町東6線北4番地
http://www.nitto-sougyou.co.jp/naganuma/naganuma-spa/naganuma-onsentop.html
・営業時間:9~22時(日帰り入浴)、11:00~20:30(別棟ジンギスカンコーナー)
・入館料:600円
・宿泊料:6880円~9780円(部屋と食事のメニューによって異なる)

しんしのつ温泉・たっぷの湯

~子ども連れでも遊べる温泉~

こちらは札幌から岩見沢方面に向かい40㎞。
石狩平野の水田地帯にある、道の駅「しんしのつ」に併設された温泉です。

20160829_たっぷの湯_c503-001

石狩川の三日月湖(河跡湖)として残った「しのつ湖」一帯に、テニスやゴルフができる(要予約)公園が併設されているのがポイント。
市民の憩いの場となっており、湖ではボートやわかさぎ釣り(冬場)などが楽しめます。

20160829_たっぷの湯_外観
露天風呂からは、その「しのつ湖」を一望。
夕暮れが美しく、夕日で黄金色に照らされた湖は必見です。

20160829_たっぷの湯_露天風呂

内湯は広々とした大浴場で、全てアルカリ性の源泉かけ流し。
家族連れで利用できる貸し切り露天風呂もあります。

20160829_たっぷの湯_内風呂

また、地元で採れた食材の直売所や、それらを食すことができるビュッフェコーナーがあり、秋の味覚も楽しめます。
ビュッフェ利用者は入浴料割り引きの特典も。
家族連れや仲間内などで、大いに楽しめる温泉です。

20160829_たっぷの湯_特産品_c503-005

●問い合わせ:新篠津温泉たっぷの湯
http://tappunoyuonsen.com/
石狩郡新篠津村第45線北2番地
TEL:0126-58-3166
・日帰り入浴:6~8時、10~23時
・休館日:第三月曜日(祝日・振り替え休日の場合は翌日)
・早朝日帰り入浴400円(税込)
・日帰り入浴500円(税込)
・一泊二食8800円(税込)~
・ビュッフェ(大人1200円)
朝食7:00~9:00
昼食11:30 ~ 14:30
夕食17:30 ~ 20:00

浜益温泉(石狩市)

~ドライブを楽しみながらの温泉旅~

かつては陸の孤島と呼ばれた雄冬岬を有す浜益村(現石狩市内)。
今回紹介する中では一番遠いですが、札幌からでも日帰り圏内です。
その山裾にある、町営のこじんまりした温泉がはまます温泉。

20160829_浜益温泉_外観_c412-002

今回紹介する温泉の中では一番庶民的な温泉ですが、館内はゆったりとした空間で、リラックスして休憩できます。
自然に囲まれた露天風呂が気持ちよく、季節が合えば近くの浜益川でサケの遡上を見ることができます。

20160829_浜益川3

上の写真は、「浜益川サケ有効利用調査」期間における浜益川の様子。
左奥に見える富士山型の特徴的な山が黄金山です。
調査期間中は、許可を得た人のみ釣りは可能ですが、通常は釣りは禁止なのでご注意を。

また温泉敷地内にはパターゴルフ(無料、用具貸出200円)ができる公園もそなわっており、季節によってはアオサギや国蝶であるオオムラサキが観察できることも。
入浴後に散策してみてはどうでしょうか。
20160829_浜益温泉_パークゴルフc412-004

もし札幌から訪ねるなら、当別町の青山ダムを通る道々28号線を通ってみてください。
マイナーなルートですが、適度なアップダウンとともに山間を縫って走る、とても気持ちいいルートです。
交通量も少なく、ドライブルートとしては穴場。
10月に入れば、紅葉も満喫できるはずです。

20160829_展望台からの風景(日本海)また温泉からの至近の毘砂別地区(送毛山道を上り送毛方面へ)には、推定樹齢820年を誇る大木が3本並んだ「千本ナラ(以下写真、新日本名木100選)」や、一風変わった山容を見せる黄金山や日本海を一望する毘砂別展望台(上の写真)もあり、知られてない穴場を温泉と一緒に楽しんでみてはどうでしょう。

20160829_千本ナラ2

●問い合わせ:石狩市浜益保養センター・浜益温泉(石狩市)

http://ishikari-shakyo.org/hamamasu-onsen/index/
TEL:0133-79-3617
・日帰り入浴:500円
(宿泊施設はなし)
・開館時間:10~21時(4~10月)、13~20時(11~3月、月曜のみ10~20時)
・休館日:毎月1日(土日祝の場合は翌日)、元日

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道内の温泉は比較的安く日帰り入浴ができて、施設内で地元の食材が楽しめ、大きな休憩室でのんびりくつろげる…そんな親しみやすい温泉が多いように思います。
日常の疲れを癒すことのできる温泉が身近にあれば、日々の生活も楽しくなりますよね。
北海道は温泉の宝庫。
この他にも札幌近郊にはたくさんの温泉がありますので、自分なりにお気に入りの温泉を見つけてみるのもよいでしょう。

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